趣味は草むしりです。

日々のしょうもないことをお届けします。

カメラと散歩と郷愁と。

写真を撮るのが割と好き。だと思っており、数年前、スマホの機種変更かカメラの購入か数か月悩んだ時期があった。

スマホも軒並み高くなり、欲しいカメラはミニデジなのでこちらもお高い。どちらか一方を選ばなくてはならない。両方は無理だ。何なら両方諦める方が懐には優しい。

しかし、当時はすでに物欲が引かなかった。どちらか選ぶ気満々である。

まだ使えるスマホを無理に変えなくてもいいのではないか、いやいや、結構使ったし、動作も遅くなっているし…。

いやいや、それよりカメラだよ。ずっと欲しいと思っていたじゃないか。型落ち品でも性能は十分、スマホより永く使えるぞ…。

いやいや、今どきのスマホのカメラの性能はすごいんだぞ。動画も取れてそのままスマホで編集だって出来ちゃうぞ。

いやいや、カメラ持って散歩するのに憧れていたじゃないか。ただ散歩しているのに不審者と思われているんじゃないかという不安をカメラによって払拭できるぞ(散歩と写真が趣味の人と思われたい)。

とこんなことを繰り返し考えた結果、スマホでカメラ兼用、カメラ性能のいいスマホにする。ということでスマホに軍配があがりました。勝利を収めたスマホですが活躍の場は少なくメインのお仕事は回覧板をメモする代わりに撮影しておく位です。

そしてやっぱりカメラはカメラで欲しい。何でしょう、専用の物が好きなんでしょうかね。

それはさておき、先日、少し寒さが緩んだ日、コンビニまでの散歩から何となく足を延ばし遊歩道を歩き、葉の一枚もない桜や赤い実が生った木などを眺めておりました。

歩を進めると何か見たことある植物。あ~、知ってる、この植物知ってる。名前一文字も出てこないけど。お母さんに聞いたらわかるのにな~なんてふと思ったらすごく家(実家)に帰りたくなりました。それこそスマホで写真を撮って検索したり母に送って聞けばわかるのですが、答えが知りたいのではなくて母と散歩がしたい、田舎の山をのんびり歩きたいんだな~と急にホームシックになる情緒不安定さ。完璧に心が疲れています。だっていい年の大人だもん、色々あるさ。

そういった心の声が聴けるので疲れている時こそ散歩をおススメします。

あ、心が疲れている時は天気のいい日を選びましょう。何となくホクホクします。

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近くて遠い存在。

早いものでもう11月も過ぎようとしている。

朝の冷え込みも厳しくなってきてベッドから出るのに一苦労、やはり人類にも冬眠機能が必要だ。

さてさて、冬眠する前に手帳について語ろう。秋口、10月始まりの手帳が並びだすと、ウキウキしてしまう。

アナログ時代、大人が持っているシステム手帳に憧れていたことを思い出す。デジタル時代の今だけれど手帳も根強い人気があって文具好きとしては嬉しい。

本屋さん、雑貨屋さん、100円ショップにも置いてあるから行く先々で足を止めては、この表紙で中はこのタイプがいいな~とか、最近では使い方の例で可愛く書き込まれていたりするため飽きずに見てしまう。スタンプやシールも可愛いくて仕方がない。

しかし、買わない。なぜなら誕生日に手帳を母が贈ってくれるからだ。10月始まり手帳が一揃い並び終えるころ、丁度よく誕生日が訪れる。いつからかは覚えていないが毎年の恒例になっていて、どのような手帳を贈ってくれるか私も楽しみにしている。親にとって子はずっと子なんだと実感する。ありがたい話だ。

しかし文具が好きで手帳も好き、それなら自分で好きなのを選びたいのでは?と思われる方もいるだろう。安心してください。手帳好きですが、そう書くことがないのです。だからこそ書き込まれた使い方の例なんかに惹かれてしまう。あんなに書けない。そういった人向けの手帳や、動画なんかもあるけれど、続かないのは目に見えている。そして、手帳は好きだけど、手帳に書くのは苦手という可哀そうな子なんです。何が苦手かというと段差です。手が手帳の上にある時はいいけれど、端の方でペン先は手帳、でも手は机の上状態で書くのが苦なのです。綺麗に書きたいのに手が不安定で綺麗に書けない感じが苦なんだと思われます。

いつも近くにある手帳だけれど理想の手帳ライフは程遠い。まずは冬眠のスケジュールでも書き込んでみましょうかね。

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芋。

そこにあるのは知っていたのです。台所の隅、紙袋から覗く紫色、そう頂き物のサツマイモです。そろそろ食べないとという事で私とサツマイモの歴史を紹介します。

多分、サツマイモを自分で買ったことはない気がします。薄い記憶をたどれば3回頂いたのみ。普段の食生活も鑑みると年に1回も食べないこともあるのではないでしょうか。そう考えるとよくわからないがすごい。

よって、調理法に戸惑いがある訳です。実家では母がよく天ぷらにしてくれていましたが、ズボラな私は油の処理が面倒なので揚げ物はしないと決めております。

そこで最初に頂いたときには、まずトースターで焼き芋風にしたはず。

「あんまり甘くないけど良かったら食べて」とのお墨付きのサツマイモはたしかに甘くなく、なんか違うと思いながら食べ、全部焼き芋風では食べきれないと踏み、ネットでレシピを検索。

そこには「蒸かしたサツマイモに市販のバニラアイスを溶かし混ぜて焼くとスイートポテトが出来ます。」なんて素敵な事が書いてありました。これだ!と思い作ってみたのですが、バニラアイスの甘みでは足りず、なんか違うと思いながら食べ続けた記憶(もったいないので美味しくなくても食べる生態をしております)。甘いサツマイモだったら良かったのか、はたまたお砂糖を足せば美味しかったのでしょうか。

次に頂いた時のサツマイモは普通の甘さですが、まず蒸して潰すのすら面倒になり、せっかくのアイスをわざわざ溶かすのももったいないので煮物に移行。自炊歴も長くなってきた頃というのもあり、まぁまぁ美味しくできたのですが、うん、なんか違う。美味しいけどおかずとしての立ち位置がいまいち(甘塩っぱいので単品としては美味しいがそれだけを食べるのも何だし、ご飯にぴったりとは言えない味付けでございました)。

しかしサツマイモはまだある。その時、たまたまヨーグルトにハチミツをかけて食べるのにハマっており、閃いたのです。芋けんぴ風はどうだろうか?

細切りにしたサツマイモを揚げ焼にし、ハチミツとグラニュー糖、塩少々を絡めれば、ほくほくの芋けんぴが。はい、個人的にヒット。切って、あげて、混ぜて終わり。なのに美味しい。ので今回頂いたサツマイモも芋けんぴ風にしたのですが、今回のサツマイモは普通より甘い、昨今流行りのねっとり系で調理中にくずれてしまいました。砂糖も元々の甘さに対して多かったらしくそれはそれはあもうございました。美味しかったですけど。ブラックコーヒーが進みますね。

本当にどうでもいい話で2回目の調理時に気づいたのですがサツマイモって灰汁(でいいのかしら)が強いのですね。まな板も手も包丁もべとつくのでまな板にはパックを敷いておくと洗う時にも楽が出来ます。

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怖いもの見たさ。

いや~、しんどい、疲れた。ネガティブな言葉が並びます。

階段上れば息切れ、掃除機かければ腰が痛い、少し急ぎ足でもすれば動悸。いい大人にになると体の不具合が増えていきますねぇ。普段の不摂生もあるのでしょうが。

そんな訳でとある症状が少しずつ悪化してきたので病院に行くことにしたのですが、1週目、予約を勝ち取る。2週目、受診。3週目、検査。4週目、診断。という長期プランを組まれたのですが、不思議なものですね、予約をしたあたりから症状が軽くなり、受診時はほぼ出ない。しかし検査はしましょうねということで3週目のその日は検査のためだけに病院へ。

天気も良いので自転車で行くことにしたのですが、家を出てすぐ心臓が止まりそうな出来事が。俗に言う生活道路のような道で前方から車。駐車か停車したいらしく私から見て左側に寄る動き。そこに歩行者が現れました。私は車を避け、かつ歩行者の邪魔をせず進まなければならなくなりました。後方から車が来ないのを確認し、車と歩行者を避けます。どんくさい私には難関でしたが無事クリアしたと思ったその時、目の前に大きなクモ(でっぷりとしたジョロウグモ)が!必死で体をひねり回避を試み、急ブレーキ。

心臓は早鐘を打ち、呼吸は浅くなりながら肩などにいないか確認。あたりを見回すとまだ空から垂れているクモがブラーンと。ふぅーーーーー。焦ったぁーーー!車も人もやり過ごした後で本当に良かった。そしてどんくさい割に左端にしっかり寄って止まった自分を褒めてあげたい!

避けきれず顔面などにはりつかれたら卒倒物でした。検査に響きそう、と呼吸を整えながら再出発。しばらくビクビクしながらも無事に病院にたどり着きましたとさ。

待ち時間の間、クモのことを思い返し、虫って嫌い、苦手だと思っていたけど、怖いのではないかと深堀。嫌いで苦手なら日常から切り離して生活してると思いきや、この日の病院のお供の文庫本は虫に関する本。虫を特集したTVも見るし、安全圏からなら(窓越しとか)虫の観察もしたりする。お腹とか気持ち悪いな~と思いながら。嫌いではなく、怖い。そして怖いもの見たさの好奇心はあるらしいことがわかりました。

もちろん怖いので苦手です。触る、掴むは不可。これは幼少期から。触ったことがある昆虫は片手で数えられる程度です。今はもう、蚊以外は無理です。嘘つきました。雪虫は手の平に乗せられます。あとは無理です。でも嫌いではない、のだと思う。でも何故怖いのかもわからない。でも見ちゃう。飛んで来たら逃げますし、目の前に突然のクモは勘弁していただきたいですが。

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舌切り雀。

ちゅんちゅん。雀、可愛いなぁ。特に冬の雀はふくふく、まるまるしていて本当に可愛い。

シマエナガが人気を博してから小鳥グッズが増えたような気がする。もちろん可愛いので見かけるとほっこりするが、反面、ほ、欲しい、使わないけど、欲しい。買って後悔するパターンだ。我慢よ、我慢。とてもほっこりしたとは思えない恨めしそうな目をして立ち去ることも増えたような気がする。

そして、ついに魔が差した。UFOキャッチャーである。そこにはこれまた可愛い雀のぬいぐるみリュックが並んでおり、これまた1回100円と良心的。これまた財布には100円玉がある。

どうせ取れないだろうけど、たまにはやってみようかなと、これまたアームがそこまで悪くなくちゃんと掴んで持ち上げまではする。上端についた振動で落ちるような仕組みではあるが。

落ちる先次第では取れるかも、と数回チャレンジすると…取れてしまった。実物を手にしてみたが可愛い。可愛い、けど、私はすでにいい年した大人である。どうしよう。可愛いから嬉しいけど、謎の焦り。そう、使いどころがない。

しばし悩む。知り合いにあげようか。そうしよう。しかし、知り合いの所のお子さんを思い浮かべる。二人姉妹ばかりの気がする。となると一人だけにあげるのもなんだしな、と誰も一言も欲しいなんて言っていないのに想像だけが進んでいき、そうなると1個足りないな、もう1個要るな、と欲が出てきた。さっきの感覚からもう1個取れるのではないかと変な自信付き。

さっそく店員さんに声を掛け、ディスプレイからシマエナガの方のぬいぐるみリュックを並べてもらう。両替も済ませ、いざ勝負。はい、撃沈。欲を出して大きいつづらを欲したら、お化けとか、虫は出ないものの100円玉が飛んでいきましたとさ。ここ最近の節約生活分、余裕で飛んだなぁ。次があるのなら小さいつづらに留めておくことにします。

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キャッシュレス。

お買い物、今日はふりかけを買うんだ~。カゴを持ち、売り場へ入る。あ、このパン美味しそう~、そうだ、麻婆春雨のもとも買っちゃお~。そうそう、ふりかけ、これと~、これとこれ。他に足すものはあったかな?あ、お菓子。甘いものは大事よ~。

さくさくと買うものを決め、いざレジへ向かう。レジでもたつくので並ぶ前に財布を鞄から取り出し、中を確認。

記憶の中では1000円~2000円は入っている予定だった。しかし野口さんの顔は見当たらず小さな衝撃が走る。

おかしいなと思いつつ小銭を確認。200円ちょっと。おいおいおいおい。

こんな時の隠し財産だ。キーケースにちょっとは忍ばせてあるのだ。どれどれ、おいおいおいおいおい。100円ちょっと。計350円。いい大人が。350円。

申し訳ないが商品を棚に戻していく。レジで返品の手間と恥ずかしい思いは避けられたが、本当にふりかけだけ買って帰るという、何だか情けなさが残る買い物であった。

しかし、レジ前に気づいただけ幾分マシであった。

あれはコロナが流行るずっと前のこと。意気揚々と喫茶店に出向き、モーニングだかブランチだかランチだかを堪能し、まったりし、帰ろうとお会計の準備をしていた時、財布がどこにも見当たらない。5回くらい鞄を見返す。中身を1個1個取り出しても財布はない。THE・無銭飲食の完成である。や・ば・い。

どうすればいいんだろう?身分証明を提示して財布を取りに帰りたいが身分を証明するものは財布の中である。スマホは人質になり得るだろうか?ネタでよく聞く皿洗いで許してもらえるだろうか?

心拍数が上がる中、家族に電話を掛ける。遠出するかもと言っていたのですでに出掛けていたら更にやばい。が、神様、ありがとう。まだ家に居ました。

茶店に支払いに来てもらい事なきを得た訳です。こんなことがあってもなかなかキャッシュレスに移行できず、今回もレジ前でアタフタした訳で。キャッシュレスにすべき日は近そうだ。

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魅惑のベッド。

生きていれば毎日小さな事から大きな事まで様々な事に直面する。

ストレスにも種類があって良いストレスもあれば、悪いストレスもある。

もう随分と悪いストレスばかり感じている気がする。イライラもすればモヤモヤもする。人によって症状も様々だと思うが、イライラすると不眠になりやすい気がする。

モヤモヤが多く、どうしようもないいことを考えたりするとこれまた不眠になりやすいと思うが、私の場合、あまり頭がよろしくないらしく脳がシャットダウンを始める。何も考えたくないと脳が命令を下す。よって眠くなる。一応、命令に逆らい、机に向かい、何とかやりたくない用事をこなそうとするが、やりたくもない事なので一向に進まない。

目線の端には何の変哲もない、しかし眠りたい私には魅惑のベッドが映り込む。いやいや、駄目だ。何も終わっていないじゃないか。

眠気は正常な判断を鈍らせる。早起きすればいいじゃいか。早起きして明日の朝やればいいじゃないか。うん、そうだよね。いそいそとベッドに転がり、アラームを設定する。そして後悔が訪れるのである。そう、早起きする訳がない。少なからず理性はあるようで、アラームを完全に止めはせず、スヌーズにする。絶対スヌーズと格闘する時間分をしっかり寝た方がまだ寝起きもよかろうに、無駄なあがきを繰り返している。

更に問題がある。不眠の方には申し訳ないが、眠れる分だけ幾分元気なのである。元気なのはいいことだが、ストレスはバリバリある。いっそ倒れたいと思っているが睡眠により体は回復するのであろう、倒れるまではいかない。

しかも考えないといけない、こなさないといけないのに眠気と後回し癖と現実逃避癖も相まって色々滞る。出来るだけベッドを見ないようにしたり、ベッドに転がらないように着替えたりささやかな抵抗を試みるが、床に横になって寝てしまい引き分けか、部屋着に着替え直し、ベッドに転がり込み完全に敗北するばかりである。

果たして勝利を得る日は来るのであろうか。

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