趣味は草むしりです。

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芋。

そこにあるのは知っていたのです。台所の隅、紙袋から覗く紫色、そう頂き物のサツマイモです。そろそろ食べないとという事で私とサツマイモの歴史を紹介します。

多分、サツマイモを自分で買ったことはない気がします。薄い記憶をたどれば3回頂いたのみ。普段の食生活も鑑みると年に1回も食べないこともあるのではないでしょうか。そう考えるとよくわからないがすごい。

よって、調理法に戸惑いがある訳です。実家では母がよく天ぷらにしてくれていましたが、ズボラな私は油の処理が面倒なので揚げ物はしないと決めております。

そこで最初に頂いたときには、まずトースターで焼き芋風にしたはず。

「あんまり甘くないけど良かったら食べて」とのお墨付きのサツマイモはたしかに甘くなく、なんか違うと思いながら食べ、全部焼き芋風では食べきれないと踏み、ネットでレシピを検索。

そこには「蒸かしたサツマイモに市販のバニラアイスを溶かし混ぜて焼くとスイートポテトが出来ます。」なんて素敵な事が書いてありました。これだ!と思い作ってみたのですが、バニラアイスの甘みでは足りず、なんか違うと思いながら食べ続けた記憶(もったいないので美味しくなくても食べる生態をしております)。甘いサツマイモだったら良かったのか、はたまたお砂糖を足せば美味しかったのでしょうか。

次に頂いた時のサツマイモは普通の甘さですが、まず蒸して潰すのすら面倒になり、せっかくのアイスをわざわざ溶かすのももったいないので煮物に移行。自炊歴も長くなってきた頃というのもあり、まぁまぁ美味しくできたのですが、うん、なんか違う。美味しいけどおかずとしての立ち位置がいまいち(甘塩っぱいので単品としては美味しいがそれだけを食べるのも何だし、ご飯にぴったりとは言えない味付けでございました)。

しかしサツマイモはまだある。その時、たまたまヨーグルトにハチミツをかけて食べるのにハマっており、閃いたのです。芋けんぴ風はどうだろうか?

細切りにしたサツマイモを揚げ焼にし、ハチミツとグラニュー糖、塩少々を絡めれば、ほくほくの芋けんぴが。はい、個人的にヒット。切って、あげて、混ぜて終わり。なのに美味しい。ので今回頂いたサツマイモも芋けんぴ風にしたのですが、今回のサツマイモは普通より甘い、昨今流行りのねっとり系で調理中にくずれてしまいました。砂糖も元々の甘さに対して多かったらしくそれはそれはあもうございました。美味しかったですけど。ブラックコーヒーが進みますね。

本当にどうでもいい話で2回目の調理時に気づいたのですがサツマイモって灰汁(でいいのかしら)が強いのですね。まな板も手も包丁もべとつくのでまな板にはパックを敷いておくと洗う時にも楽が出来ます。

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