趣味は草むしりです。

日々のしょうもないことをお届けします。

しそそそそそ。

今更という話だけれども。遡ること5月の終わりだったか、俗に言う初夏って頃。

今年は雑草の伸びが悪くて草むしりがイマイチで地団駄踏んでた頃(ブログ名の通り草むしりが趣味なので)。

ここは一時我慢して少し雑草を繁茂させようではないかと、雑草を放置し、そろそろいいかな~と大して繁茂しなかった雑草をちまちま摘み取っていた頃の話である。

大して伸びない雑草とは裏腹にひっそりと奴は育っていた。駐車場のコンクリの間、少し土が溜まり、いつもは必ずアザミが育つ(根もできる限り除去するがそれでも毎年生える。植物ってすごーい)その場所に野良の青紫蘇が育っている。ご近所さんから飛んできた種がいつの間にか芽を出し本葉も3、4枚。

あると便利な青紫蘇、わーい。と喜んだが、しかしここでこのまま育てるには場所が悪い。こんな偏屈な場所で成長できる位なら移植にも耐えられるでしょ!と楽観視し移植用の土とプランターを100均で購入。

ちなみに100円でも野菜用など土にも種類があって無駄に悩み(根菜でもないし、果実を食すわけでもない。野菜か?いや、紫蘇は和のハーブじゃい、でも?とかとか)ハーブ用の土にしました。

早速移植。サイズはマチマチだけれど5株もあって、これで青紫蘇食べ放題だーいとホクホク。してたのに、気を付けていたのに、様子が変。葉が黒く変色している所がある。陽が強すぎて葉焼けしたのだろうと思い、半日陰に場所を移し、これで元気になるだろう、青紫蘇、青紫蘇、へっへっへ。

しかし来る日も来る日も青紫蘇は元気をなくしていくばかり。やはり移植で弱らせてしまったかな、あぁ私の青紫蘇パラダイスは夢に終わったのね。と、もう青紫蘇の面影すらない青紫蘇を目の前にして悲観にくれていると、ん?毛虫?もう食べるところなんてないけど毛虫が多数もぞもぞ。

えぇ、葉焼けでも何でもない、毛虫による食害で枯れ果てた模様。全然気づかなかった。時すでに遅し。

そんな初夏を過ごし、夏本番のある暑い日、所用を済ませた後、親戚宅に寄らせてもらった。「そうだ、あれ飲む?紫蘇ジュース。」紫蘇ジュースなんて久しぶり!喜んでご馳走になる。「あ、炭酸で割って飲んだ方が美味しいんだった。」いや、その前に氷でキンキンに冷えた紫蘇シロップをそのまま頂く。あ~、美味しい!汗だくで熱のこもった体に染みていく感じがたまらん。

炭酸割をお断りし、氷を溶かしつつ、ちびちび飲む。昔飲んだのはもっと酸味があったな~。これは甘みが強くて、糖分が補給されるのがわかる。

こちらでは青紫蘇メインで作り、色付けで赤紫蘇をいれるそうな。青紫蘇で作ると香りがいいらしい。昔飲んだのは赤紫蘇だけのだった気がする。これから夏は私が訪ね歩く家の方々には紫蘇ジュースを出していただき飲み比べさせて貰えたら最高だな~とちびちび飲む度贅沢な事を考えるのだった。

時は流れ晩夏になったが外を歩く度、よそ様のお庭で元気に茂る紫蘇を羨む日々が続いている。来年こそは!