趣味は草むしりです。

日々のしょうもないことをお届けします。

食器とカトラリー。

何となく自粛をしているせいか自炊が増えてきたのもありまして、現状の食器軍に小さな不満が生まれてきた訳であります。

盛り付けるにはいいけれど、電子レンジには使えないとか。あの皿を使ってしまったのでこちらの皿にするしかないけどサイズ感が合わないとか。

あぁ、少数精鋭と思っていた食器軍ですが援軍が必要です。なんてことを実家で溢したところ、大分整理してしまったけれど物置にあるから見てみたら?と。それはいいネ、と言ったのも束の間、私は翌日の朝には実家を後にせねばなりません。時は夕刻、雨模様で暗いなか懐中電灯を持って物置へ。

床が傷んでるので気を付けつつ、適当に箱を開けていきます。あらあら可愛い、昭和レトロ的な食器がこんにちは。こ、これはしっかり吟味したい。しかし、先ほどの通り私には時間がありません。後ろ髪惹かれつつ、次回の帰省に持ち込むことにしたのです。

ここまでは大した問題ではなかったのですが、食器が欲しい欲に憑りつかれてしまった様で行く先々で食器を見ては、いやいや、物置の食器類を見てからだと首を横に振る日々を送っており、買い物が滞る問題に発展しております。

さて食器と併せてカトラリーも気になるところ。実は金属製のカトラリーが苦手で、木製や樹脂製のものを愛用しております。そんな折、ふと見たTV(実家に帰ると普段見ない番組見ちゃいますよね。そして以外に面白い)で丹念に作られたスプーンは口に入れた時の存在感がなく素晴らしい的なことが紹介されており、これなら金属が苦手な自分でも大丈夫ではないか?そもそもどんな感じか気になる!ということで購入!はせずに既製品に手を加えてみようと100均にお出掛け(ここでも食器をチェックしてしまう…)。

TVでは厚みを抑え、かつ縁が丸くなるように研磨されていましたので、まずは厚みの薄いスプーンを探し、購入(比較用で2本)。あとはただ磨いて磨いて磨きまくります。研磨機なんて便利なものはありませんので自分の手でひたすら小さい番手の紙やすりから大きい紙やすりに変えつつ磨いていきます。右手の親指の負荷が限界になってきたところで、最後に研磨剤でツルツルにしていきます。

磨き上げるとイマイチなやすり跡が見え隠れする箇所がありますが、まぁいいでしょう。あとは洗剤で洗って、洗って…も金属のかおりがします。まぁ、使って洗ってを繰り返せばそのうち取れるでしょう。

さぁ、いざ、どんな感じでしょう?まずは何も手を加えてないスプーン。うん、これもそう悪くない(100円ではありますがかの有名な新潟県燕市で作られたものでした、流石!)。続いて磨きに磨いたmyスプーン。うん?違うと言えば違うような?でも確かにどっちかと言えば磨いたほうを使いたくなるような感じです。愛着が湧いたのか、以来、結構な頻度で使っております。金属苦手克服できたかもしれません。

いつかは職人の方が丹念に磨いたカトラリーを使ってみたいものです。