趣味は草むしりです。

日々のしょうもないことをお届けします。

ぎっ腰。

二度あることは三度あ…そうはさせるかぁー‼という熱い想いでぎっくり腰をぎっ腰で留めることに成功した。

初めてぎっくり腰になったのは数年前、え?あ?痛い、動けぬ!これがぎっくり腰か!で、どうしたらいいの?と若干混乱。出先での出来事であったために冷静を装ったが、すり足でギクシャクした動きなのでバレバレであっただろう。

不幸中の幸いというか、まだ自力で動けたのでどうにかこうにか帰宅。帰り着いたはいいが座るに座れない、しかし立ったままもしんどいのでどうにか座る。二度と立ち上がれないんじゃないかという位、立ち上がるのに恐怖と痛みを覚える。すべてが太極拳のようにスローな動きで非日常を満喫。いや~、しんどかった。

二回目は1年前、あぁ、これは!蘇る記憶。冷や汗、脂汗。しかし、初回より程度が軽く、太極拳的な動作になっていたのは間違いないが、腰を反るような(重たいものを持つとか)こと以外はある程度動けた。しかし反ったらもう、地獄なので慎重な生活が続いた。そんな中、痛みに耐えて買いに行った湿布が今回の救世主である。ありがとう、1年前の私と湿布。

ちなみに三回とも重いものは1つも持っていない。初回は書類に記入しようと低めの台に前かがみになった時、二回目、三回目は低いところに置いた鞄を取ろうとした時、いずれも直立の状態から45度ほど前かがみになった時に痛めている。大事なのは痛みを感じた瞬間、45度の姿勢を保つことだ。どちらかに5度でも動かせばぎっくり腰の完成だ。

そして今回、2度のぎっくり腰から学習した私は静かに静かに45度を保ったまましゃがんだ。そのまま湿布の元まですり足で移動する。即座に湿布を貼り、早くもじんわり効いてきた気がする。痛みと湿布の効果を感じながらどこか遠くを見つめる(実際は壁だが)。

しばし訪れる静寂。壁に手をつき、ゆっくりと立ち上がり、クララが立った的な感動を噛み締める。しかし調子に乗ってはいけない、様子を見ながらゆっくりと一歩を踏み出す。足もまぁまぁ上がる。安堵のため息が漏れる。いける、ぎっくり腰までいかない、ぎっ腰だ。三戦二敗一引き分けといったところか。

引き分けと言っても5日間ほど引きずったのでやはり負けなのでしょうか。

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