光合成。
まだ朝晩は肌寒いが晴れた日の昼間は暖かい。
コンビニまでの道のり、行く先々で花が咲きだしている。小ぶりの白い水仙かわいいなぁ。あの花は何だっけ?こんな所にも花が、なんて、ここ最近(いや、随分前から)荒み切っている心を少し癒してくれる。ありがとう。
と感謝しておきながら自宅では可哀そうな花がリビングでうなだれている。
簡単、手間いらず(的な事が書いてあった)の水耕栽培キットの球根たちだ。もちろん可哀そうな事にする為に購入したわけではない。貰ったのだ。説明書きの指示に従い、水を入れ、始めは暗所に置き、水を替え、と面倒を見ていたのだが、どうにも育ちが悪い。…わかっている、陽が足りないのだ。
たまにする日向ぼっこは好きだし、外で何かする分には晴れた日の方が良いし、快晴は気持ちが良いけれど、家の中は薄暗い方が落ち着く。明るいと目が疲れるし。
そんなモグラ的家人のせいで光合成不足に陥った球根たち、このままではダメになってしまう。モグラは考えた。地植えに変更だ。モグラは眩しい光に耐え頑張った。置物しかない寂しい鉢に球根を移植した。これで何とか元気になってくれるといいのだが、それは今後のモグラの水やりにかかっている。頑張れモグラ(私)!